【今治市】こどもたちの笑顔が見たい。昔懐かしいスタイルで駄菓子を販売する「駄菓子屋 村や」。
昔と比べて駄菓子屋さんが減ってきている昨今。
大型ショッピングモールなどで大きい駄菓子屋さんは見かけますが、個人で営業している駄菓子屋さんは貴重な存在になってきましたね。
今治市大西町にある「駄菓子屋 村や」では昔懐かしいスタイルで地域に密着した営業を続けています。
駄菓子屋 村やについて
駄菓子屋 村やは2023年12月にオープンした駄菓子屋さん。
店内には「うまい棒」や「ポテトフライ」など昔懐かしい駄菓子たちから最近発売されたであろう多種多様な駄菓子が数多く並び、
こどもたちと母娘で経営するオーナー様たちの楽しそうな笑い声が溢れる素敵なお店です。
オーナー様に駄菓子屋さんをオープンすることになったルーツをうかがったところ、
オーナー様:「駄菓子屋さんの経営はもともとはお母さんの希望だったんです。」
オーナー様のお母様:「そうそう。自分の土地にこどもたちがたくさん来てくれるような可愛い駄菓子をやりたい。って娘に話していたらいつの間にか横取りされていたんですよ。笑」
と優しい笑顔でお話ししてくれました。
駄菓子屋 村やの他店にはないサービスたち
駄菓子屋 村やでは多様な駄菓子の購入以外にも魅力が盛りだくさん。
お会計時に御願いすることで店内で購入した駄菓子を店内で揚げて提供してくれるサービスや、
こどもたちのお財布に優しい金額帯の揚げ物の販売、
1つ100円から購入できるかき氷の販売など、物価高の現在では考えられないほどにリーズナブルな金額や無料のサービスが充実していました。
これならこどもたちも自分たちのお小遣いの中で楽しくお買い物ができますね。
オーナー様の相棒は半世紀以上前のかき氷機
取材を進めていく中でとても年季を感じるかき氷機を発見。
気になってかき氷機についてお尋ねしたところ、オーナー様曰くこのかき氷機は半世紀以上も前の品なんだとか!
現在はメンテナンスを繰り返しながら大切に使用しているとのことですが、
「これが無くなったかき氷はできんよ。」と話します。
「このかき氷機とそれ以外だと削った後の氷の質が全然違うんですよ。かき氷って仕上がった時の氷がガリガリじゃないですか?
このかき氷機なら氷を薄くスライスしたようにかき氷が仕上がるんです。私の相棒ですよ。」
そうお話しするオーナー様。
1つ100円というリーズナブルなかき氷でありながらもクオリティーにこだわる姿勢には頭が下がります。
来店してくれるこどもたちに楽しんでほしくて決まった日にはプチイベントを開催
その他にも来店してくれるこどもたちが楽しめるように毎週第2、第4、第5の日曜日には店内にウォーリーのおもちゃを隠してこどもたちに見つけさせる「宝探し」を開催しているとのこと。
無事にウォーリーを見つけられた子には当たり付きのガムを一回無料でサービスしているんだとか。
「ただし、大体初めに隠したウォーリーを見つけた子が「あっ!!」って声を出しちゃうので最終的にみんなガムを持って帰るんですけどね。笑」
と嬉しそうにお話しするオーナー様を見ていると収益化することはとても出来ない駄菓子屋さんを続けるオーナー様の想いや心情が伝わってきます。
こどもたちの笑顔の為に今日も営業を続ける「駄菓子屋 村や」。
取材をしているだけでも心温まる素敵なお店でした。興味のある人はお店に1度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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