【新居浜市】4月下旬の東平は新緑が綺麗! 山奥に眠る「東洋のマチュピチュ」マイントピア別子 東平ゾーンを探訪
新居浜市の山間部に位置するマイントピア別子 東平(とうなる)ゾーンは、「東洋のマチュピチュ」として知られる神秘的な場所です。冬期は閉鎖されていましたが、今回訪れた2025年4月下旬は、新緑が芽吹き、春の息吹を感じる美しい季節。この時期ならではの景色として、青々とした山の中に威容を誇る巨大な石積みの遺構を見ることができました。そのスケールに圧倒されます。
かつて、ここは別子銅山の採掘・選鉱本部が置かれ、最盛期には5,000人余りもの銅山関係者とその家族が暮らしていたそうです。
閉山後、多くの施設は撤去されましたが、自然に還りつつも、当時の繁栄を物語るインクライン跡や貯鉱庫跡など、頑丈な遺構が今も数多く残されています。
特に目を引くのは、谷あいに築かれた石積みの構造物です。その規模と、周囲の自然が織りなす景観はまさに圧巻。「東洋のマチュピチュ」と呼ばれるのも納得の光景です。
敷地内には、シックな赤レンガ造りの建物跡なども点在しています。上の写真は貯鉱庫跡。遺構の一つ一つが、この地で繰り広げられた人々の営みや、近代化を支えた技術を静かに物語っています。これらの建造物はすべて間近で見ることができますよ。
駐車場から登山道をしばらく歩くと第三変電所跡があります。こちらも建物の中まで入ることができるんですよ。東平ゾーンは広範囲に遺構が点在しており、遊歩道や階段が整備されているので、散策しながら見て回るのがおすすめです。敷地内には案内図もあるので、現在地やルートを確認しながら効率よく歴史探訪を楽しめます。山間部のため、歩きやすい服装と靴で訪れるのがおすすめです。
新居浜市の歴史と豊かな自然が息づくマイントピア別子 東平ゾーン。今回訪れた4月下旬は、爽やかな新緑の中で歴史を感じることができました。歴史ファンはもちろん、非日常的な絶景に出会いたい方も、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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