【今治市】知ってた? かき氷の老舗「登泉堂」で冬の週末に限定販売される「いちご大福」!
今治市郷新屋敷町にあるかき氷の老舗「登泉堂」で冬の週末にのみ限定販売される「いちご大福」をみなさんは食べたことがありますか?
今回は登泉堂の期間限定いちご大福のルーツやこだわりについて取材しましたので、ご紹介しますね。
素材をそのまま贅沢に使用したかき氷が人気で夏には行列ができることも多々ある登泉堂。
かき氷を食べるには肌寒くなってくる秋から冬にかけては、おはぎやお饅頭を提供してます。
そんな登泉堂で秋から冬の間の毎週土曜日と日曜日にだけ販売されている「いちご大福」。
じつはこのいちご大福、提供に至るまでには様々なヒストリーがあったとのこと。
登泉堂の当代「青野」さんに御時間を頂いてお話をうかがいました。
登泉堂、いちご大福のヒストリー
青野さん:「先代である父が元々作り始めた『いちご大福』ですが実は売り物としては提供していなくて当時はお客さんやご近所さんに配っていたんです。
だから私はもちろん、スタッフも食べたことがなかったんですよね。笑
その後私が代を引き継ぎましたが父がいちご大福を作っていたレシピも無かったんですよ。」
筆者:「えっ!? そんな状態からよくいちご大福の再現に至りましたね。」
青野さん:「うーん、まあ父に言われていた『お前には絶対作れない』って言葉がモチベーションに繋がったのではないでしょうか。
当時は『絶対に作ってやる!! 』って考えていましたしね。笑
そこから試行錯誤を繰り返して私の中で父が作っていたいちご大福に近いものが出来たのかな? って思えたのでお客さんへの提供を開始したんです。」
とお話し頂けました。
持ち上げただけで指の形が残ってしまうほどに柔らかい生地に練乳ならではの優しい甘さの餡と甘酸っぱいいちごの絶妙なバランスのいちご大福。
これが当時の記憶を頼りに再現されたものだとは驚きです。
「物価高な時代ではありますが、商品のクオリティを下げないようにしつつも新しい何かにチャレンジし続けます。
今回のいちご大福もそうですが、新しい大福たちも日々生み出していますので『冬ならではの登泉堂の魅力』を1人でも多くのお客様に感じて頂きたいですね。」
と笑顔でお話しされる青野様が印象的な取材でした。
寒い冬だからこそ、暖かいお茶とのバランスも考えられて作られている登泉堂の大福たち。
暖かくなるとまた寒くなるまで食べることは出来なくなってしまいますので、興味のある人はお早めにお店に足を運ぶようにしましょう。
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