【今治市】数千円が数万円に大変身⁉ 時代の最先端と触れ合える「X-tech Lab Imabari」にお邪魔してみました!
今治市でデジタルの最先端が詰まっている「X-tech Lab Imabari(クロステック ラボ イマバリ)」。
今治市旭町にある今治地場産業振興センター内にあるこの施設内に世界初となる大型3Dプリンターなどが設置されていることは知っている方も多いと思います。
ですがこの大型3Dプリンターなどでどういったことが出来て、どうビジネスに活かしていくのか。
このビジョンが想像できている方は少ないと思います。
かくいう私もその1人。
今回は
- SUNABAKO様
- 今治市役所 産業振興課様
- 今治地場産業振興センター様
の御協力の下で今治地場産業振興センター内にあるこの最新鋭のデジタル機器を使用してどういったことが出来るのか、教えて頂きましたので皆さんにもご紹介させて頂きます。
X-tech Lab Imabari(クロステック ラボ イマバリ)の背景
SUNABAKO様:
これからITを使いこなすって必須なんですけど、企業にとってそれを導入するのって難しいんですよね。
製造業とかで全然そういったノウハウがAIを作ったり、使ったりしようと思ったらまずAIを使える人を雇用しないといけない。
でもAIにあまり詳しくない人がその人を雇用して雇用された人がAIを使えるかなんて分からないじゃないですか。
事業者の目線で考えるとそのあとはAIを使える人をどんどん増やしていく必要がありますけど、その雇った人がそれが出来るかも分からない。
つまり非常にリスクのある話になってしまうんですよね。
だから今治市は産業のIT化とかDX化(デジタル技術を活用し、業務改善を行うこと)を進めるために私たちSUNABAKOのような確実に教えることができる企業に声をかけて講座を開いているんです。
その講座自体も価格がリーズナブルですから、新しく社員を雇うとか社員教育と比べてもコストがかからないんですよね。
そういう風に事業や個人が低コストでDX化が進められるように今治市と地場産業振興センターが協力してできた場所がここ、「X-tech Lab Imabari」というわけです。
3Dプリンターでどんなことができるのか
まずは初めに3Dプリンターでどんなことができるのか、どういった点が優れているのかをお話しすると
①機械で制作するため商品のクオリティが一定であること
②今までは商品を制作する際に「ひな型」が必要だったが、3Dプリンターはそのひな型も不要
などが挙げられます。
このひな型はモノによっては数百万前後することもあって一般ユーザーが使用しづらかったり、企業が取り入れるにしても同じものを大量に生産して投資額を回収する必要がありました。
しかし、3Dプリンターであればひな型も必要ありませんので、機械を導入し、操作に必要な技術さえ覚えてしまえば様々な商品を作ることができるのです。
3Dプリンターで何かを作る時の工程や実際に作ったものをご紹介
ここから3Dプリンターが実際に商品を作る際の工程や実際に作ったものをご紹介。
3Dプリンターで何かを作る際は、熱で溶かし柔らかくした原材料を一筆書きのイメージで層を重ねて制作していきます。
商品のサイズや構造によって製作時間は異なりますが、操作開始すると後は勝手に製作してくれますので他の業務に取り掛かることも可能。
完成した商品はパキッっと取り外すだけですので、作業時間を大幅に短縮したり労働災害を防ぐことにもつながります。
その後、噂の大型3Dプリンターを拝見。人の背丈以上の大きさは圧巻の一言ですね。
機械の大きさに比例してより大きな商品を作ることができる3Dプリンター。
一緒に並ぶ光沢が綺麗な商品は、こちらの大型3Dプリンターで製作した椅子なんだとか。
許可を頂いたうえで70㎏の男性が座ってみましたが、強度も問題なく想像以上の安定感でした。
見た目も綺麗なこちらの椅子は外国で6万円の売値が付くほどに高い評価を受けています。
何より面白いのがこの椅子の素材。
下の画像を見て、原材料が何か分かりますか? 何と【工事現場用のカラーコーン】なんです!
つまり工事現場用のカラーコーンが6万円の椅子に変身したということ。
デジタルの世界の可能性には驚かされますね。
お次は多くの可能性を秘めたレーザーカッターを拝見
3Dプリンターの次は「レーザーカッター」を見させて頂きました。
使用には危険も伴いますので、事前に講義を受けることは必須ですが、自前のコースターや、イラストソフトで制作したイラストを焼き付けることで簡単に色々な柄をつけることができます。
また画像の上部に実物が写っていますが、機械ならではの精密さで木材に一定の切れ込みを入れることで木材を輪っか状に曲げることもできるんです。
またそのほかにもプラスチック版にデザインをつけて下からライトアップすることでお洒落なインテリアを作ることも可能。
某フリマアプリなどで大活躍してくれそうな機械ですよね。
講義を受ける必要はあるものの、人員・怪我・導入といった多くのコスト削減のための技術と触れ合うことができる今治地場産業振興センター内の「X-tech Lab Imabari」。
これからもワークショップなどが開催される予定となっていますので、最新の技術に興味のある人や企業は1度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
「X-tech Lab Imabari」はこちら↓