【今治市】5月5日のこどもの日は綱敷天満神社に集合! 由緒ある一大イベント「例大祭」が開催されます!
5月5日(月・祝)のこどもの日、綱敷天満神社で地域の人々に親しまれる大祭「例大祭」が盛大に開催されます。
今回は例大祭の詳しい日時や見どころや目玉となる行事、携わる関係者の皆さんの熱い思いをご紹介していきますよ!
古くより続く伝統行事。綱敷天満神社の「例大祭」の気になる内容は?
2025年の綱敷天満神社例大祭は5月5日(月・祝)のこどもの日に行われます。
開始時刻である午前8時から神事が始まり、神輿の中にわけ御霊(神様の魂を分けて他所に移す行為)を移し、その後は神社を出た神輿が各地を回っていきます。
代表的な場所で神輿を降ろし、その地区のおはらいを各地区で行い、桜をぐるりと1周して戻ってくる。それがざっくりとした例大祭の大筋です。
開催場所となるのは愛媛県今治市桜井に鎮座する綱敷天満神社。学問の神様として知られる菅原道真公をお祀りしており、地元では「天神さん」として親しまれています。
綱敷天満神社の例大祭は御祭神である菅原道真公に感謝を捧げ、地域の安寧を祈願する重要なお祭りとなっています。
神事だけでなく地域交流の場としても大きな役割を果たしており、当日は多くの参拝者が境内に訪れます。まさに今治の伝統文化を肌で感じられる貴重な機会と言えるでしょう。
例大祭の中でも特に見逃せないのは勇壮な神輿渡御(みこしとぎょ)。
威勢の良い掛け声と共にきらびやかなおとな神輿とこども神輿が町内を練り歩く様子は圧巻の一言。
担ぎ手たちの熱気とそれを見守る人々の興奮がかけ合わさり、参加者が一体となって盛り上がれるのも特徴。

画像提供:住田 凌様
さらに、今年のもちなげで撒かれるのは紅白の縁起の良いお餅だけではありません。中には景品と交換できる木札も含まれており、拾えた時の喜びは格別。
大人もこどもも夢中になる、綱敷天満神社例大祭ならではの特別なイベントとなっています。
また、例大祭当日の綱敷天満神社の境内には屋台や露店がずらりと軒を連ねる予定です。ご家族や友人と一緒に、またはお1人で賑やかな境内を散策するのも例大祭の醍醐味ですよ。
今治の一員として! 地域づくりに一役買うボランティアの方の熱い思い
例大祭は神社の関係者だけでなく、たくさんの地域ボランティアの力によって支えられています。
今回は例大祭を陰で支える皆さんの活動と思いに触れるために、ボランティアの一員である住田さんにお話をうかがいました。
住田さん:「活動してるのは例大祭当日だけじゃないです。
春は梅まつりのための梅の収穫、境内の清掃、綱敷天満神社の船流しのお手伝い。
例大祭が近付いたら、もちなげの舞台になるやぐらの組み立てや、しめ縄作りとか。
とにかくいろいろやってますね。」
多くの地域行事が直面しているように、綱敷天満神社のボランティア活動も担い手の高齢化という課題を抱えています。
住田さん:「僕も若手な方ではあるんですけど、それでもやっぱ30代なんですよね。
もっと10代20代の子が来やすくなるような組織づくりがしたい。そういう思いは常にあります。」
伝統ある例大祭を未来へ繋いでいくためには、若い世代の力が必要不可欠。
実際にボランティア活動の現場では様々な年代の人々が集まり、一つの目標に向かって協力していました。
経験豊富な年配者から若い世代へと知識や技術が受け継がれ、世代間の交流が生まれる。
力を合わせて何かを成し遂げる達成感は、参加者にとってかけがえのない経験となり、地域の絆を深める力にもなっていますよ。

画像提供:住田 凌様
綱敷天満神社のボランティア活動に参加するための特別な資格や条件は基本的にありません。
「地域のために何かしたい」「お祭りを盛り上げたい」という気持ちがあれば、どなたでも歓迎されます。
残念ながら今年の例大祭に向けた募集は締め切られていますが、来年に向けてぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。
由緒ある綱敷天満神社「例大祭」でこどもの日の思い出作りを
例大祭に梅まつり、御口開け神事といった祭事など。
綱敷天満神社は年間を通して地域を盛り上げるイベントに力を入れ、訪れる人々が楽しめるように、そして地域の伝統文化を次世代に繋いでいけるように、様々な工夫を凝らしています。

画像提供:住田 凌様
綱敷天満神社には参拝者用の駐車場がありますが、例大祭当日は大変な混雑が予想されます。満車になる可能性が高いため、ご注意ください。時間には余裕を持ってお祭りを楽しみましょう。
学問の神様に見守られながら、古くからの伝統を受け継ぐ綱敷天満神社の「例大祭」。
壮大な神輿、賑やかな屋台。そして神輿が外に出た後、静かにそよぐ松原といった「ここ、神社なんだな」と実感できるふとした瞬間。
興味のある方は今治市桜井の綱敷天満神社へ足を運び、素晴らしい思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
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