【今治市】文化は海を越えて、こだわりのコーヒー大集合! 「Coffee Culture Import」で見つけた新しい味と出会い
2025年5月31日(土)から6月1日(日)の2日間にかけて、イオンモール今治新都市のしまなみダイニングエリアで、各県・各店のこだわりのコーヒーが集合するイベント「Coffee Culture Import(コーヒー カルチャー インポート)」が開催されていました。
筆者は31日に参加してきましたので、イベント現地で見た面白いものやことを紹介していきますよー!
1杯のコーヒーが文化を運ぶ。
「Coffee Culture Import」のイベント会場へ到着
「文化は海を越えてやってくる」というコンセプトのもと、今治にコーヒーの新しい風を届けるために開催されたのがCoffee Culture Import。
開催時間は午前10時から午後16時まで。
筆者は14時ごろに伺いましたがイベント開始時刻からイベント終了時刻まですでに3分の2以上経過しているにも関わらず、会場にはこのイベントのキャッチコピーであるいまHOTなコーヒーを求めている方たちでいっぱいでした。
私たちの身近にありつつも、とても奥が深いジャンルであるコーヒーのイベント。
どんなイベントなのか楽しみですねー!
Coffee Culture Importというイベント名には「港町」「文化輸入(Import)」「そこから生まれる文化交流」という意味が込められているそう。
その名のとおりコーヒー文化を輸入することをテーマに、主催の越智さんが全国から声をかけた個性豊かなコーヒー店がイオンモール今治新都市に集結。
- 対面で淹れてもらえるコーヒーの香り
- 接客の心地よさ
- 新しい出会い
その全てが、ちょっとした旅のようでした。
コーヒー片手に、イベントの世界へ飛び込もう
では早速、会場に入っていきましょう!
ほどなくして受付に到着。スタッフさんにこのイベントの回り方を聞いてみたところ、
「まずは入場券をワンコイン(100円)でお買い求めください。
この入場券を提示することで、気になったお店のコーヒーを購入できるようになりますよ。」
と、お話しいただきました。
初めはルールのシンプルさに驚きましたが、実際体験してみると、このゆるさと自由さが海外のマーケットみたいで楽しいんです。
受付を終えて、会場内に入って各ブースを散策!
青空の下、開放的なスペースにコーヒーブースがずらりと並んで、どこを歩いていても豆を挽く音や、
湯を注ぐ音が聴こえてきます。
今回ブースが出ているお店の中には、
- 今治にはまだあまり浸透していない浅煎りコーヒーをメインに取り扱っているお店
- オリジナルの豆缶を販売しているお店
- 店主の接客がとても上手で面白いと評判なお店
などがありました。
例えばこちら、広島ブースの「ARCHIVE COFFEE ROASTERS」ではアイスコーヒー1種(1カップで600円)とホットコーヒー4種(1カップで1500円のものが1つ、800円のものが3つ)から選んだものを淹れてくれる他、思わず買いたくなるような解説付きでコーヒー豆も販売。
筆者はメニュー表の上から2番目、コロンビア産のCaturra Amarilloという品種の豆を使ったホットコーヒーを注文。
コーヒー別にある違いの説明を受けながら、注文した商品が出来上がっていく様子を眺めていました。
数分程待つとコーヒーは完成。一口飲んでみると、酸味や苦みが際立ちすぎず、コーヒー初心者の方や「ブラックはちょっと苦手かも」という方にもおすすめしやすい1杯で、さっぱりとした味わいをカップが空になるまで楽しめました。
先ほどのARCHIVE COFFEE ROASTERSをはじめ、会場内には大阪や兵庫、広島や福岡といった県名を冠したブースがありました。
ふらりと立ち寄った福岡ブースの「小さな焙煎所 花待ち雨珈琲(ホマチアメコーヒー)」では、レモン珈琲ソーダというメニューを発見。
レモンシロップと炭酸とエアロプレスコーヒー(コスタリカ)の三層構造になっているということで、「コーヒーに炭酸って合うのかな?」とふと疑問が頭に浮かび、物は試しと1個注文。
こちらのレモン珈琲ソーダも目の前で作っていただける方式で、ドリンクが出来上がっていくまでの様子を間近で観察できました。
透き通るレモンソーダにコーヒーが注がれていくと、シュワッという音とともに、グラスの中の色がじわじわと変化。
最初はレモンソーダの爽やかな甘さが口に広がり、遅れてコーヒーの酸味とほのかな苦みが追いかけてきます。
軽やかで飲みやすいのに、コーヒーが後からきいてくる。文化が混ざる瞬間を1杯の中に詰め込んだような、素敵なドリンクでした。
美味しさもカルチャー。キッチンカーやフードブースも現地に上陸中
Coffee Culture Importにはコーヒーだけでなく、ピザや台湾クレープ、パウンドケーキといったフードブースやキッチンカーもチラホラ。
コーヒー片手に外でスイーツやカレーを頬張る家族連れの姿も多く、現地では食事も交えた文化交流が広がっていました。
松山でカフェをされている「Penguin Hotel(ペンギン ホテル)」では、アジアンテイストを取り入れた、健康志向なフードが多く提供されていました。
ガパオライスや薬膳カレーなど、体に良さそうかつ美味しそうなものがたくさんあり、せっかくなので筆者も人気商品の台湾クレープを購入。
もちもちの生地でハムとチーズ、卵を包み込み、最後はフライパンでぎゅっと押し焼き。
卵焼きを作るかのような工程でクレープが出来上がっていくのを見て、「こんなクレープもありなんだ!」と感銘を受けました。
実食すると、外はカリッと中はしっとり。ハムの塩気と卵のまろやかさが合わさったおかず系ホットスナックでしっかりお腹にたまって、午後からも気合を入れて頑張ろうと思えましたよ。
フードブースには甘いものに特化していたお店もあり、大三島に本店を構えていて、越智さんのお声がけで出店されたらしい「宗方喫茶室」さんでは、
ブラッドオレンジやレモンが乗ったケーキや、同じく柑橘にちなんだカスタード付属のドーナツなど、果物の風味や甘みを上手く取り入れたスイーツが並んでいました。
持ち帰りにもぴったりな、ソーダやお湯で割ったら美味しいドリンクにもなるまるごと木頭ゆずジャム。
ぱやぱやふぁーむで有機栽培されている、冬人参とレモンを使用した食べやすいジャム。
そんな色とりどりのジャムたちも店頭で輝いていましたよ。
この出会いが、また新たな文化になる。「Coffee Culture Import」が教えてくれた文化のかたち
「浅煎りってこんな味だったんだ」、「コーヒーでこんなに話が弾むんだ」。そんな初めてをたくさん持ち帰ることができたCoffee Culture Import。
コーヒーがただの飲み物でなく、人と人、地域と地域をつなぐ文化の橋になるように。主催の越智さんを含め、出店者の方々、そして来場者の方々のコーヒー愛が込められたこのイベントは大盛況で幕を閉じました。
筆者もコーヒーの奥深さの一端に触れたおかげか、持ち帰ったコーヒーをいつもより大事に、味わって飲めた気がします。
淹れたてが美味しかったのはもちろんのこと、時間が経って少し冷めてからも風味が落ちておらず、また別の味わいが感じられましたよ。
コーヒーを日常的に飲んでいる方もそうでない方も、今こそコーヒーの波に乗ってみてはいかがでしょうか?
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